環境関連事業
現代社会の問題に向き合う
”負の遺産”を価値ある状態へ
われわれは豊かな暮らしを得ることと引換えに、多くの環境問題も抱えてきました。
土壌・地下水汚染問題は現代社会において避けられない課題です。当社は長年地下構築事業で培った技術を土壌・地下水の浄化対策に生かし、豊かな自然環境を維持していくために努めております。

工法一覧
バイオレメディエーション工法
対象物質:揮発性有機化合物(VOC)、油分
土壌の汚染物質に対して分解能力を有する微生物に栄養剤を供給して微生物の働きを促進させ、土壌を浄化する工法です。
ケーソン圧入用反力アンカー
対象物質:揮発性有機化合物(VOC)、油分
掘削した汚染土壌に、土中の水分と水和反応する無機化合物(生石灰等)を混合撹拌し発熱させることにより揮発性の 汚染物質を除去する工法です。
ウェルポイント式洗浄工法
対象物質:揮発性有機化合物(VOC)
加圧水を地中に注入、汚染水を揚水井戸で回収し循環させることで土壌に付着した汚染物質を洗い出し、 地上処理装置で浄化する工法です。
原位置置換工法
対象物質:揮発性有機化合物(VOC)
油分、重金属類、農薬
土壌に回転ロッドを所定の深度まで削孔し、圧縮空気、高圧水及び硬化材を噴射して地山を切り崩しながら汚染土壌を置き換えて浄化する工法です。
土壌洗浄工法
対象物質:油分、重金属類
掘削した汚染土壌を洗浄設備で処理(洗浄土と汚染水を分離)した後、清浄土壌を埋め戻す工法です。
ガス吸引工法、揚水曝気工法
ガス吸引工法 > 揮発性有機化合物(VOC)
揚水曝気工法 > 揮発性有機化合物(VOC)、
油分、重金属類、農薬
汚染地下ガスや汚染地下水を井戸等で地上に吸引し、処理装置で分解・除去する工法です。
汚染サイトの状況と土壌・地下水浄化工法
揮発性有機化合物(VOC) | 油 | 重金属類 | 農薬等 | |
バイオレメディエーション工法 | ○ | ○ | △ | △ |
生石灰混合撹拌工法 | ○ | ○ | - | - |
ウェルポイント式洗浄工法 | ○ | ○ | - | - |
原位置置換工法 | ○ | △ | ○ | ○ |
土壌洗浄工法 | △ | ○ | ○ | △ |
ガス吸引工法 | ○ | △ | - | - |
揚水曝気工法 | ○ | ○ | ○ | ○ |
バキュームディープウェル

ディープウェル工法は従来からの深井戸を工事用に改良した工法で、
地下水位低下、被圧水の減圧、軟弱地盤の改良等に広く普及しています。
また「バキューム」を併用することにより「バキュームディープウェル」として
一層効果的な水位低下が可能であり、さらに軟弱地盤の圧密促進も期待できます。
バイオレメディエーション工法
対象物質:
揮発性有機化合物(VOC)、油分
土壌の汚染物質に対して分解能力を有する微生物に栄養剤を供給して微生物の働きを促進させ、土壌を浄化する工法です。
工法の特長
1.原位置にいる土着微生物を活性化する工法なので、安全性に優れています。
2.コンパクトな設備で原位置での処理が可能です。
3.処理コストが低く抑えられます。
4.汚染物が分解処理されるので、地上での処理が不要です。
工法イメージ

