施工実例

推進工事

2025.10.10

北海道

太美中央地区下水道管渠更新工事

下水道管渠敷設工事 スピーダー工法

推進工事

本工事はJR太美駅から東方面に向かった先の市道にて、下水道管渠(塩ビ間π250 L=m)を敷設する工事です。この現場は北海道の低地地域に多い泥炭層という地山で、非常に軟弱な地層となり、建築・土木工事の際には問題が起きやすいとされています。
と、ここまでは経験記述のような文章でしたが、推進経験の浅い方にもわかりやすいようもう少し簡単に紹介します。
今回、実際にさまざまな問題を引き起こしたこの泥炭層ですが、沼や浅瀬でよく見かける、腐食した植物や土などが混ざった黒っぽい粘土のような地層になります。そしてまさに沼くさいです。
この泥炭層がどんな問題を引き起こしたかというと、一工程目で施工するリード管Φ60㎜~Φ65㎜を地山に圧入した際に、このリード管に泥炭層がまとわりつき抵抗力となり、うまく地面の中に圧入することができませんでした。この問題をなんとなくイメージしてもらいやすい状況は、田んぼや足が沈むような川や砂浜の浅瀬で足がはまったときに、足を抜こうとしても地面に引っ張られているようになり、なかなか抜けずに長靴だけ抜けたりバランス崩して倒れちゃったりしたことがある方は結構多いんじゃないでしょうか。まさにあんな感じです。
軟弱な層は他工法と比べ得意分野なスピーダー工法ですが、まさかこんなに苦戦するとは思いませんでした。
現場内ではさらに太いリード管を間に挟んだり、泥炭層との縁を切れるようになるべくリード管を回転させたりして対策を講じましたがどうやっても大変なまま、最終的には当社の施工グループと職人さんに気合で頑張ってもらいました。以前、上長より、こういった地山に対応できるよう薬液注入工事で使用する二重管の機構を持ったリード管を開発してはどうか、という改善案を改めて考えさせられる現場でした。

太美中央地区下水道管渠更新工事
太美中央地区下水道管渠更新工事
太美中央地区下水道管渠更新工事
太美中央地区下水道管渠更新工事
太美中央地区下水道管渠更新工事
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