推進工事のできること

推進工法とシールド工法の違い

推進工法

推進管と呼ばれる円筒状の管を推進機と一緒に発進立坑に設置された油圧ジャッキで前進させる。内部でセグメントを組み立てる必要がないため、シールド工法より小さい管径の工事を行うことができる主に上下水道、雨水排水、ガス、通信へ用いられる非開削工法である。

シールド工法

掘削機を油圧ジャッキによって直接前進させて、掘られたトンネル内で、セグメント(枠)を組み立てる。内部に作業空間が必要なため、大口径の横穴が必要になる。近年の都市インフラ工事では大きい横穴が減少傾向である。

推進工事技士とは

推進工事技士とは

平成23に内閣総理大臣より公益社団法人として認定を受けた「公益社団法人 日本推進技術協会」が認定する資格です。

目視下にない推進工事を適正かつ安全に施工するために土木施工管理技術に加え、推進工法固有の専門化した高度な技能、技術を持った者を審査、認定するもので、平成4年度 より推進工事技士試験を実施し、その合格登録者に「推進工事技士」の資格を付与しています。

「推進工事技士」資格は技術者の技術レベルを証明する資格であり、現在地建興業株式会社では「推進工事技士」資格保持者が多数在籍しております。

工法一覧

RAMSUS METHOD

ラムサス工法

軟弱地盤から岩盤まで掘進可能にした、泥濃式で一次・二次破砕機能を装備している。 還流型泥土分離システムを使用する事により産業廃棄物の削減、作泥材の再利用を可能。 小口径管から大中口径管推進と幅広い径の施工を得意とする。

SPEEDER PATH METHOD

スピーダーパス工法

小口径の低耐荷力二工程方式の推進機で径Φ200mm~350mmまでのVP、VM塩ビ推進管に対応。 小型なφ1.5m~φ2,0mの立坑からも発進でき、コンパクトかつ、スピーディーな作業が可能である。

UNCLEMOLE METHOD

アンクルモール工法

小口径推進工の難点とされる滞水砂礫層あるいはN値50以上の固結土層を対象として開発。 泥水加圧シールド工法の利点を応用し、軟弱地盤や崩壊性の砂層などに効果的。 掘進機、元押し装置、流体輸送設備等をシステム化した、ワンマン・リモート・コントロール方式で、省力化工法である。